88 おさかなくわえた名無しさん 2013/08/06(火) 21:56:16.48 ID:EY3zn+gl
実家帰ったら山菜の天ぷらが出て思い出したから書く。

メシマズスレとか見てて思うけど、食の好みが合致してないと長続きしないよね。
大学生の時つき合った彼がそうだった。情熱がありすぎるほうで。

うちの大学はとにかく広い。(都心から1hの関東某県)
小さな森が点在し、複数の池、銀杏並木、公園のようなエリア等々、自然にあふれてた。
彼は野草取りが趣味で、そこから食べれる野草その他諸々を見つけ出して食べてた。
季節の七草はもとより、春はツクシにフキノトウ、たらの芽、梅雨前にはドクダミを収穫してドクダミ茶を作り、
秋には銀杏、栗。他にもノビル(だっけ?)だとか甘草だとか色々。
そしてベランダのプランターにはシソやバジルやネギが植わってる。
「キノコは素人には無理(キリっ)」って言ってたけど、私からすれば晴れた土日にポケット図鑑片手に野草取りに出かける彼も大概だと思う。

また彼はサークルの「料理番」でBBQの指揮取ったり、金がなくなった同級生や後輩がよくご飯をごちそうになりに行ってた。
実際、「先輩なんか食わして~」って後輩が来ると15分くらいでチャーハンかパスタが出てくる。
サークルの同級生や後輩に慕われてて、私もそういうとこに惹かれたんだけど、
食に大してこだわりのない私からすると時々度が過ぎてる気がしたし、
何より彼女が部屋にいるのに後輩を家に上げて食事を作る彼に毎回モヤモヤした。
やんわり言っても「自分を頼ってくれたのに追い返すのも忍びない」って返されるとなにも言えない。

そして理由を話して別れ話をすると「う~んそうか。それなら仕方ない」とあっさり。

別れた後も同じサークルで普通に接して来るのもなんかやりずらかったし、悪い人じゃないし、
彼に決定的な原因はないけど、食のこだわりもとい、人生の楽しみのリズムが合わないとやってけないわ、うん。

つーか書いてて思ったけどこんなに山菜に詳しくなったのあいつのせいだわ。
続きを読む